文化を纏う
機能と思いやり
Wearing Culture Function and Consideration
日本と西洋の技法の静かな融和 A Quiet Integration of Japanese and Western Craft
私たちの歩みは、西洋靴の構造的な精密さと、日本独自の精神的な繊細さが交差する場所から始まります。単に履物を作るのではなく、伝統と現代の静かな対話を形にし、機能を超えた存在としての品々を提案しています。
デザインとは機能と思いやりのバランスだと考えています。
制約があるからこそ、文化、技術、時間を静かに宿すことができるのです。
身体と素材の対話 Body vs Material
デザインとは機能と思いやりのバランスだと考えています。西洋の技法が形を規定し素材を従わせるのに対し、私たちはまず素材の声に耳を傾けます。人の身体が求める解剖学的な必要性と、革という素材が持つ本来の生命力や柔軟性の緊張感から、私たちのデザインは生まれます。
素材倫理と循環 Material Ethics
素材倫理は制作の中心にあります。私たちは主に、食の循環から生まれる副産物としての牛や豚の革を使用しています。トレーサビリティを重視し、廃棄されるはずだったものに永続的な価値を与える。動物の生命への畏敬の念こそが、私たちの定義する真のラグジュアリーです。
技術と身体の価値 Craft and Time
技術が進むほど、人の身体が必要とされない場面も増えます。だからこそ身体を使った手仕事の価値は高まると考えています。私たちは、修理可能で長く愛用できる構造を優先します。お客様の人生と共に歩み、時を経てなお美しさを増す一足を、責任を持って守り続けます。
京都という環境の制約 Kyoto as Constraint
京都という環境の制約は、文化と技術と時間を履物の中に宿す条件だと考えています。目に見えない境界線や歴史的な制約があるからこそ、その限られた空間の中で本質を追求する創造的な自由が生まれます。伝統という制約は、私たちに極限まで削ぎ落とされた明晰さを求めさせます。
ラグジュアリーとは価格や希少性ではなく
文化の深さかもしれません。
Luxury in the future / 新しい時代のスタンダード